「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
教室に沈黙が流れるのは、数分前の事だった
「でね〜、そこで、蛍が〜見たんよっ!」
「え〜!?そうなの〜?」
キャイキャイと蜜柑中心に騒いでいた。
それを棗と瑠架は見ていた
「なぁ、棗。女子ってなんでああよくしゃべるんだろ・・・」
「さぁ?暇だからじゃねーの?」
そう言ってまた二人は女子達の話に耳を傾けていた
「でな〜そしたら蛍が〜」
ニコニコ笑顔で話す蜜柑をルカは頬を赤くして見ていた だが、一番喜びそうな人が不機嫌な顔をしていた。
「蛍が〜」
「もー。蛍ったらわらうんやで!?」
「蛍・・・・で蛍・・・・なー蛍っ!」
そうすべて「蛍」という単語がでてくるのだ。
それには棗は怒っていた。
そう、それはただの独占欲、嫉妬、そのほか何者でもなかった。
棗は自分での行動を心のどこかで分かっていながらしてしまった。
そう 熱烈なキスを・・・・
「もがっ・・・っ!!」
蜜柑はいきなりなにかが唇に触れたと思ったら棗の唇で→しかもここ教室→キス中→蛍万歳
何 でぇぇぇえ!!!!
蜜柑は心の中で叫んだ 角度を変えて何回も何回もしていた。
パーマ&蛍は怒マーク大放出、ルカぴょん&委員長&その他は顔を赤らめてただぼーぜんと見ている。
「っ・・・ぷぁっ!!」
蜜柑は開放されて何とか残っている力で棗を突き飛ばした。
だが、棗はちょっと胸を押されたくらいにしか感じなかった。
「いきなり何やねん!!」
蜜柑が叫ぶが棗はそれを無視し、教室を出た そして冒頭に戻る
「・・・・・ちょ、佐倉さん!?今の・・・どういう事!?」
沈黙を破ったのはパーマだった
「な・・・こっちが聞きたいわっ!!」
蜜柑もまた叫ぶ
「もしかして、日向と佐倉って・・・・」
「やめてっ!私の棗君・・・!」
「けどさ、あんなことして・・・・」
「そんな・・・・でもっ・・・・」
教室がざわつき収拾が付かなくなった 蜜柑はこそりと教室を出て、棗の元に向かった
いつもの木の下で棗は座っていた
あの唇の感触を思い出した
柔らかかった・・・・
前は自分と同じくらいだったのにこっちのほうが背が伸びていたことにも気が付いた
それに、何であんなことをしてしまったのかが分からない。
あとで教室に戻ったら面倒だ
「棗!!」
・・やっぱり来た
「あんたなぁ・・・・なんて事してくれるんっ!?教室に行けれんわ!」
「・・・・・・」
蜜柑が講義するが棗は何も言わない。
それが蜜柑をだんだんと怒りがこみ上げてくる
「あんた!勝手なことばっかりしてっ!何でキッ・・・・きす・・・・なんて・・・・したんやっ」
すこし顔を赤らめながら叫ぶ
「・・・お前が」
「は?」
「お前が悪い」
感情のカタチ
俺をこんな気持ちにした、お前が悪い
意味不ですね。ええ。分かっていますとも
昔書いたのを引っ張り出してみましたw「あ、あった」みたいな?