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ベッドの中で、毎晩アイツを抱きながら思う事はいつも一つ。朝なんて来なければいい。太陽なんざなくなってしまえばいい。
そしたら、ずっと、コイツと一緒に居られるのに
「ボス」
「何だ」
アイツはいきなり話しかけてくる。その度に何か言われるかと思って驚いてしまう。
「・・・ボス・・・」
「・・・・」
「ボス、ボス・・・好き・・・大好き・・・」
「・・・・」
「ハルは、ボスが好きです・・・」
「・・・・」
「ボス、ハルの事好きだなんて言って何て、言わないから・・・」
「・・・・」
「夜、だけでも・・・一緒に・・・」
「・・・・」
「ぼす・・・」
「・・・・」
コイツは、いつもこんな事を考えていたのだろうか。俺が、何とも思っていない女と毎晩寝ていると思っているのだろうか。ふざけるな。何で分かんねぇんだ。
だけど、この気持ちを言葉に現さない自分がいる。それが原因だと分かっている。でも、やっぱり言葉にするのは出来ない。勝手にしろ、としかいえない。
いつか、言葉にする事を思い、今はただ、逃げる
理解してもらえなくても
俺はお前を愛してる
あとがき
消えない温もりのボスバージョン。
ボスは不器用すぎて表現の仕方がこれしか思いつかなかったと思うwハルはそんなボスに気がつかなくて、すれ違ってしまえばいいw
そんなザンハルが大好きだww