進さんはいつも眉をよせて考え事をする。そんな進さんが凄くかっこいい事は皆知らない。皆桜庭君ばかり見ているから。

その事に私はすっごく感謝する。こんなかっこいい進さんを知っているのは私だけでいいんだもの。

「進さん」

「・・・・」

あ。考えてる。

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

あ、親指を噛んでる。珍しい

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・若菜・・・」

「・・・え?」

「・・・いつも、何故俺を見るのだ・・・」

「え・・・?」

「・・・」

「・・・・進さんが、いつも考え事してるから・・・ですかね・・・?」

「・・・・そう、か・・・」

「・・・・」

びっくりした。もしかして、バレた?

「・・・いつも、何考えているんですか?」

「・・・」

「あ。別にいいんですよ?」

「・・・・いつも、何故、お前は俺を見ているのだろうか。と」

「え・・・・」

「・・・・・」

・・・どうしよう、私、凄く嬉しい。あんな顔して、私の事考えてくれていたんだ・・・

「・・・・進さんが、かっこいいから・・・」

「む・・・」

「・・・・だか、ら・・・」

「・・・そう、か・・・なら、これからは考えないようにする」

「えっ!それは嫌ですっ!」

「・・・・」

進さんはじゃあ、どうすればいいのだ?と、言いたそうな顔をして私を見る。

あ・・・その顔も、かっこいい・・・

 

不機嫌な顔

それはいつもの彼の顔

 

あとがき

久しぶりに進若・・・

久しぶりですので、意味不明と思っている方、どうか、どうかお許しください・・・!!orz orz

若菜の性格がよく分からない・・・