痛い。そう思いながらも病院の階段を上り下りしながらリハビリをしていた。病院独特の臭いに慣れてしまった今日この頃。それに眉を寄せて拒絶するように屋上に行き。新鮮な空気を吸う。それが日課になって来た頃。それは突然やってきた。
今日もまた階段を上っていた時に、後ろから甲高い声が聞こえた。
「はひー!綺麗な髪ですねー!!」
ここは一応病院だ。そんな大声をだしたら他の人の迷惑になるだろう。と、ヴァリアーの中で唯一の常識人の俺はそう考えた。
「何だ、テメェは」
「はひっ!男の方でしたかっ!」
おい。勝手に人を女だと勘違いしてやがったぞこのガキ。
「でも、綺麗ですー・・・羨ましい・・・」
うっとりとした眼で見つめられる、そんな事は無かった。精々影から見られることが多かった俺は柄にも無く戸惑った。
「・・・う゛ぉぉい」
「あっ、ごめんなさいっ!つい見とれて・・・あ。そうです!そんなさらさらになる方法を教えてください!」
ごめんなさい。この言葉の意味は何なんだろうか。言った後で分けの分からない事をいいだしたぞ・・・ああ。そうか。障害者か。
「おい。お前、そろそろ自分の病室に戻れ」
「はひっ!?違いますよ!ハルはお見舞いに来たんです・・・って。答えになってないじゃないですか!!」
「じゃあさっさと見舞いにでも何でもいけぇ」
「・・・・それじゃあ。また明日来ますから。秘訣を教えてくださいねっ!」
と、言って少女は去っていった。嵐が去ったとでも言うのだろうか。
「・・・って、明日も来るのかぁ・・・」
そう呟いて俺はまた階段を上り始めた。
赤の他人
名前も何も知らない相手
あとがき
意味不明ーー!!!
なんとなくまたスクハル・・・ちょ、文才がまじで欲しいのですけども・・・・!!
お題にそれてすらねぇしぃぃ!!