「いつも心にクフフのフ!インディゴ!」
「いつも心に大和魂!ブルー!」
「いつも心に悪態の言葉、えーと、インディゴ取られちゃいましたー・・・ってことで、グリーン。」
「いつも心に感謝の気持ち、オレンジ!」
「いつも心にラブアンドピース!レッドです!」
「「「「「五人合わせて!」」」」」
「アンチパイナッポー軍団!」
「日本大好き同盟!」
「陰口団?」
「世界に平和を祈り隊!」
「ケーキ屋廻りツアー!」
・・・・。
「ちょ、ちょっと待って下さい。何ですかみなさん。バラバラじゃないですか。」
「そうですよ、というよりも、これ拙者達は日本を観光する為に此処に集合したんじゃないんですか?」
「そんなわけないでしょー。っていうか師匠のそれって完全に自分一人孤立状態なんですけど。もうちょっと協調性を持って名前予想しましょうよー」
「あの、今日って世界に平和を祈るためにみなさん集まったのでは・・・?」
「えぇー!?みなさん甘党の方々ではないのですか!?」
「違いますよ。今日はパイナップルの酷さについて語り合う為に集まったのです。」
「ええ!?そんなの聞いていませんよ!」
「適当な言葉はスルーですよー。なんか決まってないみたいなんで、最終的に職場の上司の悪口でも言いあいましょうかー。」
「私、上司いませんのでそれはちょっと遠慮したいですね・・・」
「あー!もう話がまとまりません!とりあえずあの喫茶店に入って話し合いましょう!ね!?」
「えー・・・」
「まあ・・・」
「お腹すいてきましたしー。」
「こんな道の真ん中では迷惑ですしね。」
近くの喫茶店へだらだらと移動中。
「さて、それじゃあ決めましょうか。」
「そうですね、拙者は緑茶を。」
「ミーはミルクティーで。」
「それじゃあ私はオレンジペコで」
「ハルは紅茶とショートケーキで!」
「そういう決めるじゃないのですが。」
「あー、それじゃあ拙者も抹茶ケーキを。」
「ずるいですー。じゃあミーはチョコレートケーキとチーズケーキのダブルコンポですー」
「じゃあ私はロールケーキで。」
「よし、それじゃあ決まりましたね。店員さーん!」
「ちょ、ちょっと!?」
「緑茶と抹茶ケーキに、ミルクティーとチョコレートケーキとチーズケーキ、紅茶とショートケーキにオレンジペコとロールケーキ。以上です。」
「あー、あと水を一つ持ってきてあげてくださーい。」
「コーヒーのいい匂いがしますね。」
「甘いものが食べたくなってきちゃいますよね!」
「ちょっとちょっと!何なんですか貴方達は!僕が決めるというのは名前であってそんな・・・飲み物じゃありません!僕は珈琲ブラックを一杯お願いします!」
「あ・・・もう店員さん行ってしまわれたのですが・・・」
「師匠遅いんですよー。本当しょうがないですねー。安心してください、水を頼んでおいてあげましたよ。」
「あはは・・・えっと、それじゃあ六道さんの言うとおり決めましょうか?名前を。」
「そうですねー・・・あの、骸さん本当に大丈夫ですよ?また店員さんを呼べばすむ話ですから。」
「・・・・もういいです。」
「・・・ど、どうしましょう、六道殿が拗ねてしまいましたが・・・」
「ほっときゃいいんですよー。その内元に戻りますからー」
「あ、あの・・・店員さんをまた呼びましょうか・・・」
「骸さん。大丈夫ですよーハルのケーキあげますから!」
「・・・ありがとうございます。お気持ちだけで十分です。」
「六道殿、拙者の緑茶を上げますから!」
「あー、みなさん大丈夫ですよー、師匠の為にミーチョコレートケーキを余計に頼んでましたんでー」
「あ、それで二つ・・・」
「優しいですね!フランちゃん!」
「クフフ・・・さて、これで場はまとまりましたね。ならばするべきことは一つ!統一性を持った団体名を決める事です!」
「驚くほどに元気になっていますね・・・」
「でー?一体どうするんですかー?みなさんがミーに合わせるって事でいいんですかー?」
「えぇ・・・陰口団、でした?アレはちょっとどうかと思いますが・・・」
「陰口団よりもロケット団の方がいいと思いますけど。ごろがいいですし。」
「いや、語呂とかそういう問題ではないでしょう。それよりも皆さんパイナップルは好きですか?僕は死ぬほど嫌いです。」
「えぇ?その髪型はパイナップルを意識していたものではないのですか・・・?それよりも皆さん、日本は好きですか!?拙者は大好きです!」
「見苦しいですねー。そうやってアピールしまくって・・・はぁ、ミーは大人なのでそういう事はしませんよー。」
「・・・私はどうすればいいんでしょう?」
「とりあえずケーキが来たので食べましょう?」
「ちょっと待って下さい!ケーキよりも名前でしょう!?僕達の看板になるんですよ!?僕達のすべてを総称するんですよ!?」
「そうですハル殿!日本人ならやはりここは拙者に一票を!」
「あー、師匠来ましたよケーキ。あげますからそんな椅子から立ち上がらないでくださいよー。ほら、周りの人見てるじゃないですかー」
「うーん・・・あら、何ですかこれ。」
「店員さーん!これ忘れ物ですよー!・・・って、あれ、行ってしまいました・・・」
「それ伝票なんじゃないんですか?」
「そうですよ・・・って、でもそれ封筒ですよね?」
「完全におびえてましたよー店員さん。」
「・・・あ、開けてみましょうか・・・」
「はい・・・あ、これリボーンちゃんからじゃないですか。」
「そういえば、アルコバレーノが僕達を招集したんでしたね・・・もぐもぐ」
「仕事よりも優先するようにと言われたので、拙者としてはとても嬉しかったのですが、リボーン殿の真意が見れません・・・もぐもぐ」
「あー、じゃあ代表してミーが読みますねー・・・こほん。「お前達を呼んだのは他でもない。最近のマフィア達の言葉遣いがとても悪い。前までは紳士的に殺してきたが、最近では罵詈雑言を吐きだしながらマシンガンを乱射するような馬鹿が増えてきたからな。そこでマフィア界に全盛期のような品を取り戻すべく、ボンゴレファミリーを中心とした敬語を使っているお前達5人になんとかしてもらいたい。」ですってー。」
「おじさま、そんな事を考えていたなんて・・・」
「なるほど、気持ちを表すには言葉ですもんね!ラブアンドピースの為にハル達に尽力を尽くせという事ですか・・・!ツナさんの為、ハルがんばります!」
「僕は嫌ですよ。なんでマフィアなんかの為にこんな事をしなくてはいけないのですか。」
「でも六道殿、リボーンさんのこのアイデアが無ければ牢獄からは出られなかったでしょう?」
「そうですねー。ずっと水の中でこぽこぽ言っているよりも、嫌いなマフィアを師匠色に染め上げてしまえばいいんじゃないですかー?全員パイナッポー頭とクフフのフというように洗脳するとかー」
「でも・・・確かに野猿が間違った言葉を使っていたりすると気になりますが・・・」
「一番改善しなければいけない人物は獄寺さんですね。あの人は絶対に駄目です。ベイビーをいじめたりしてとってもデンジャラスです!」
「犬は言葉遣い以前に活舌をどうにかしないといけませんね・・・」
「拙者の周りの方はあまり言葉遣いの悪い人はいないと思いますが・・・」
「続きを読みますねー。えーと、「つーわけで、お前らは今日から敬語戦隊ケイゴンジャーとしてがんばってもらう。」・・・・・は?」
「・・・・・え?」
「はひ・・・?」
「・・・何ですかそれは。もしかしてお前が勝手に付け加えたんじゃないでしょうね。」
「ケ・・・ケイゴンジャー・・・!?」
「ちょっとちょっと、師匠殺気痛いですー。しかもそのデカフォークしまってくださいよー。ミーがこんなダサイ事言うわけないじゃないですかー。せめて陰湿団にしますよー」
「戦隊・・・戦隊?私達、戦わなければいけないのでしょうか?」
「待って下さい、ならばやはり最初の色を決めたのは正解じゃないですか!ベストアンサー!レッドにしてよかったです!」
「なんだか頭痛くなってきました・・・誰か助けてください。」
「日本の特撮ですね!一度親方様に見せてもらった事がありますが、とてもかっこよかったです!」
「アンタは黙っててくださーい。」
「私もあります。野猿がとっても好きになった番組があって、時々一緒に見てました。」
「それじゃあ決まりましたね。ケーキも食べた事ですし、これから皆さんはケイゴンジャーです!ハルがレッドなので、ハルがリーダーでいいですか?」
「それは駄目です。リーダーはなんと行ってもカリスマ性、この僕です。」
「拙者もリーダーやってみたいです!みなさんに忍者の恰好をしてもらいたいです!」
「変なコスプレ集団にするつもりですかー。ここはやっぱりマスコット的存在が頭に乗っていて、尚且つカリスマ性もあるミーでしょう。」
「なんだか他の人にやらせてしまうと面倒な事が起きる予感が・・・私がします!」
「えぇー!駄目です!ハルが最初に選んだんですからー!」
「インディゴ、ハルさんにはとても似合うと思いますよ・・・」
「いえいえ、ブルーの方がいいです。青はいい色です!」
「グリーンって眼にいいらしいですよー。ほら、人の為にいい事をする、善人の為の色ですよー」
「ハルさん、オレンジは沢田さんと同じ色ですよ?」
「いいえ、ノーサンキューです!みなさんインスピレーションでその色を選んだのですから、ちゃんとその色と向きあいましょうよ!」
「インスピレーションと言ってもやっぱりその色がいいです。」
「まあ、そうなんですが・・・」
「ミーも別にそこまでアレじゃないですしー?別にそういうなんですかー?アレです・・・とにかくアレじゃないので師匠みたいな無様に大人げない所は見せたくないっていうアレです。」
「アレで誤魔化そうとしているのは分かりますが、大切な所は全部言ってしまっていますよ?私もオレンジ好きですので。・・・ちょっと流れに乗ってしまったというのもありますが・・・」
「よし!それじゃあみなさん、ボンゴレファミリーの為にがんばりましょう!エイエイオー!」
「いや、あの僕はボンゴレもレッドも、」
「「「「エイエイオー!」」」」
「いや、あの・・・・」
こうしてリボーンの発案により、敬語戦隊ケイゴンジャーは誕生した。
前置きとして書こうとしたらグダグダと長く・・・!!!
全然前置きにならなかったのでカットしようかと思いましたが、もう手遅れでした・・・
次、次こそは書きたい所を書く予定ですので!
あと全部台詞だけですので、骸、バジル、フラン、ユニ、ハルの順番に一人ずつしゃべっておりますので。
色をつけようかなー、と思ったのですが、面倒くさかったのでごめんなさい(←