裏です。OKな方はどうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 荒い吐息。乱れまくったシーツ。

白い皺の波の上に寝転ぶのは快楽に犯されただらしない三浦ハル。

やんわりと、安心させるように腰に手を添えて、

「自分でやってみて。」

耳元で悪魔のように囁く。

 

 

 

ハルは首をふる。

もちろんの事だった。人一番背徳的な行為を嫌っている。だが、雲雀恭弥に惚れて、そのまま身体をつなげてしまった一回の過ちからだんだんとエスカレートしていく自分の罪状。

今度は、快楽の渦に巻き込まれている三浦ハルに、更に手を罪で汚せという。

馬乗りにさせられて、お腹の上に手を置いているハルは信じられない言葉を聞いたかのように眼を見開く。

荒い吐息。乱れまくったシーツ。

背徳的なのに、どうしてか清潔感が垣間見える。

「無理ですよぅ・・・・」

すすり泣きながらの拒絶に、雲雀恭弥は屈しない。

「でもさ、無理だったら君、ずっとこのままだけどいいの?」

意地悪にそう言って、腰を小さく押し上げる。ハルが押し殺すような声を上げる。滴り落ちるハルの愛液が雲雀に落ちて行くのが分かりハルは更に泣きだしてしまう。

「やだ・・・嫌です・・・意地悪しないで・・・」

媚びるような声音で雲雀のお腹に置いた手を擽るように這わせる。そのハルの手に眉根を寄せ、剣呑な瞳を向ける。

ぞわぞわとする感覚にハルの手首を掴んだ。

嫌悪感は無い。だが気にいらなかった。

「何処で覚えたの、こんな事。」

「あぁ・・・やだ・・・」

ハルが熱にうなされた瞳で雲雀を見下ろす。普段見下ろされるのは気に入らない雲雀だが、ハルだけは許している。

手首を掴んで引っ張り、今度は雲雀が上になってハルを見下ろす。

雲雀の怒気の孕んだ声など聞こえていない。病に魘されたような瞳がぐらぐらと揺れている。

腰を僅かに動かして掴まれていない手で雲雀の胸元を擽った。

「きょうや、さぁん・・・」

鼻に詰まったような甘ったるく、普段は呼ばない名前を呼ぶ。ハルだって羞恥心が無いわけではない。だが、じりじりに焦らされた本能がそれを上回ってしまっているだけだ。

今はどうすればこの男が腰を動かすかだけを考えている、ただの雌になってしまっている。

「ね?・・・お願い、ハル、早く恭弥さんでイきたいんですよぅ・・・」

「っ・・・・」

「あ、ふ・・・」

女の子らしい、清潔感のある部屋に充満する生々しい匂い。もしかしたらハルも自らの部屋で情事に及んでいる事に興奮しているのだろうか。

親が居ないと分かっていても、僅かにその存在を気にかけているのだろうとは思う。

たとえ雲雀が残業を押し付けたと言ったとしても。

「んっ、あぁっ!」

腰を動かしてハルを攻め立てながら、とりあえずあんな男を誑かす様な手管を何処で覚えたのか後で聞こうとしよう。

雲雀も雲雀で腰の熱に理性に攻め立てられていたために動くのは簡単だった。ハルの膝の裏に手を入れて押し広げる。

「あっ」

「ハル・・・」

内壁がぎゅうぎゅうと締めつける。従順な犬が発情したみたいに、三浦ハルは口から涎が伝い落ちる感触すら快感としている。

雲雀はビデオカメラでも持ってくればよかったと僅かに舌打ちした。

それを後から見て楽しめるし、何より嫌がる三浦ハルの反応が更に楽しめる。これを餌に脅して色々とする事が出来る。

「はぁっ・・・!きょーやさっ・・・あ、あっう」

物騒極まりない事を考えているとは知らずにハルは足の甲をぴんっと伸ばし熱い下半身に酔っている。

泥酔したような脳でも、ハルは雲雀の首にがくがくと震えながらも手を伸ばして後頭部を包み込む。

「き、きす・・・して・・・くだ、さっ・・・」

僅かに震えた唇に噛みつきぐいぐいと顔を押しつけるようにして重ね合わせた。

その瞬間にハルと雲雀が、まるで意図的にそうしたかのように下半身に違う意味で意識を寄せた。

お互いに冷や汗が出る感覚がしたが、近づいてきた絶頂に抗う術は無く、二人は同時に身体を震わせて果てた。

どろり、とハルの中から出てくる白い液体。

中学生の制服が責めるように二人の周りに散らばっていた。

 

 

「ピルを飲めばいいと思う。」

「雲雀さん、ピルというのは素敵な避妊魔法剤ではないんですよ。副作用があるのを知っていますか。」

「・・・・・」

「こんな安易に・・・その、こういう事をするのは駄目なのです。秩序が乱れるのです。」

「乱れてたのはそっちでしょ。」

「そうです。ええそうです!ハルがおかしくなっていました!でも雲雀さんはいたって正常じゃないですか!何で分からなかったんですか!もう!」

「煽ったのは君だし、かわいそうだったからしてあげたのに・・・」

「ハルはノーサンキューでしたけど。」

「・・・へえ、そういう事言うんだ・・・?」

「え・・・あ・・・ご、ごめ・・・」

「いいよ、とりあえず足開いて、僕が全部掻きだしてあげるから・・・」

「う、あ、や!ゆ、指!ゆび入れないでください!」

「足広げてじっとしてて・・・そう、そのままずっとね。」

「うぅっ・・・ハルのベッドが・・・あっ・・・」

ぴくん、と足を揺らすハルの中から自分が出した精液を掻きだしながら、やっぱりビデオカメラを持ってくるべきだったと後悔した。

 

 

 

とりあえずエロいハルになってしまった事を謝ります。

最初からビデオカメラもってこさせればよかった・・・・

 

ハル視点にしようか雲雀視点にしようかずっと悩んだあげくごっちゃごっちゃに・・・ははは。

全体的にアンバランスでわけわかめですがご了承ください・・・ヒバハルの裏は難しい。(ぇ

 

 

 

title 泣殻