どうしても、無理な事がある。

それは人生生きていたら必ずあること。それでも、人は無理な事に挑戦していく。

それは、何故なんだろうか

 

 

「チャイナ」

「・・・・・」

「おい。無視か」

「・・・・・」

「・・・チャイナ・・・」

「・・・お前、死ねヨ・・・」

「・・・・・」

「・・・ふざけるんじゃ、無いネ」

「・・・・・」

「何で、あんな事・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

 

見つかってしまった。それだけ。

いつの事だったか。あのベンチで寝ている神楽にキスをした。それが始まりだった。それからずっと、毎日日課のようにしていた。

ばれないように、細心の注意を払って。

それでも、今日は違った。興奮して、舌を入れたら起きた。

「っ・・・・おまっ・・・」

「・・・・・・あー・・・」

唇に手をゆっくりと当てて、震えていた。

そんな神楽を見ながら、沖田は冷静だった。少し、考えていたのかもしれない。

起きればいいのに。と

毎回そう思っていたのかもしれない。だから、毎日こんな事をしていたのかもしれない。

すべて想像だけど。

「・・・・チャイナ」

「・・・・・な・・・・」

「・・・・・・・・」

「・・・・・っ・・・」

神楽は口を動かすが、声が出なかった。声の変わりに沖田を睨みつける。少し涙眼だ。

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・お前」

「・・・・・・・」

「まさか、とは思うけど・・・いや、そんな事あったら殺してやるくらいネ」

何となく予想が出来る。

「お前・・・まさか、前にも、した事、無い・・・だロ?」

「・・・・・・・」

「・・・・・おい・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・おいっ!・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・さ・・・最悪・・・ネ・・・」

「・・・・・・・」

そしてはじめに戻る。

ベンチに膝を抱えて顔を埋めている神楽。そしてただ突っ立っているだけの沖田。二人を誰かが見たら異様に見えるだろう。

「・・・・・・一つ、聞く・・・」

「・・・何でィ・・・」

「・・・・これで、何回目・・・アルカ・・・」

「・・・・・・両手の指じゃ足りないくらいですかねィ」

「・・・・・・・・・・・・・お前、マジ、何アル・・・」

「沖田総悟。」

「・・・・お前、マジ馬鹿アル。大馬鹿アル」

キスしといて、謝りもしないで

「・・・・」

「っ・・・お前は、気まぐれだったんだろうけど!私にとってはキスは、とっても大事なものネ!軽々するもんじゃねーんだヨ!」

「・・・・・・」

「・・・・うぅ・・・・」

とうとう泣き出してしまった。それでも、沖田は何もしようとはしなかった。ただ、見ているだけ。慰める方法とか、そんなものは知らなかったからだ。

でも、一つだけ。ずっと前、姉にしてもらった事があった。

「・・・・・」

「・・・おま・・・え・・・嫌い、ネ・・・」

「・・・・・」

「・・はなっ・・せヨ・・・!」

「・・・・・」

「・・・・なんで・・」

「・・・・・」

「・・・・っ・・・」

 

どうしても、人間は無理なことがある。

それは、どうあがいても出来ない事。それでも、人間はあがくのだ。

何もしないよりも、したほうが何かに近づくから。

だから挑戦する。

それによって、何かが得られるかもしれないから。

だから

 

「・・・す、き」

 

思い切って、言ってみるのも、何かになるかもしれないから。

 

ローダンセにキスをする

とても不器用だから

 

あとがき

何だかふにょふにょしてる(←

はい、すみません。意味不明ですみませんでした

あー・・・なんでしょう。あれ。人間は何故、挑むのか。とか、そんなのが書きたくて・・・

しかも、沖神とか最近書いてないから・・・つかめないというか・・・うん。勘(?)がね。無いの。

やっぱり、書いて書いて書きまくるしかないのか・・・・

追記、ローダンセの花言葉は永遠の愛