「俺な、あんたが浮かれてるのを見るのが許せねェんでィ」
「だから?」
「だからぶちこわしてやろーって思いましてね」
ニヤリとアイツは笑った。
つい、何故か分からないけど野性の勘かもしれない。
背中に冷や汗が伝った
今日は何だかいい事だらけで浮かれていた。あの憎らしい太陽までもが今日はすごい輝かしいものに見えてしまった。
小説でよくこんな事をいう主人公の気持ちが今始めて共感できた
いつもは「ウゼー、コイツ何言ってんだヨ」何て思いながらも面白いから読んでいた。
背中を丸めて一歩一歩歩いているニートらしき男につい「いいことは絶対にある!だからがんばるヨロシ!」何て声をかけてしまいそうになってしまった。
朝はニュースの占いで1位だった。そして今日は気分を変えて酢昆布じゃなくて当たりのあるガムを買った。そしたら当たり。酢昆布をゲット!
それで浮かれて飛び跳ねながら道を歩いていると500円が落ちていた
「こんなにも世界はいい事だらけだったなんて・・・やっぱり神様は私の味方アル!」
「へーえ。そうなんですかィ」
「そうヨ!だから今日は喧嘩はやめてお前とおしゃべりしてやってるアル。こんなに嬉しいことはないネ」
「別に俺は喧嘩してるほうがいいけどねィ。おもしれーし」
「まったく、お前はそればっかりアルナ。」
「それよりも、あんたとそうして一緒におしゃべりとか、ほれ。鳥肌が・・・」
黒い隊服を捲り、腕を見た。
「まったく、失礼な奴アル」
それよりも、実は沖田は喧嘩をふっかけてくるのを待っていた。
こんな状態初めてで顔に出さないがちょっと焦っている。
「ま、今日は許してやるヨ。ラッキーデーだしな!」
「・・・つまんねーの」
「煩いアル!女の子はおとなしくして、清楚にしておくのがいいってテレビでも言ってたし・・・今日で私生まれ変われるかもしれないアル!」
眼を輝かせながら笑顔で笑っている神楽を見て、少しつまらなそうな顔をして、ニヤリと笑った。
「あんた、清楚って優しいとかっていうのもあるんですぜィ?」
「もちろん!私優しくなる・・・って、私元から優しいアル」
「清楚というのは、どんなことでも笑って許してくれるって事なんですよ?」
「うん!許してやるヨ」
「・・・・んじゃ、今まで言えなかったんですけどねィ」
「うん・・・?」
ずいっと顔を近づけて真面目な顔で呟くように言った
「俺な、あんたが浮かれてるのを見るのが許せねェんです」
「だから?」
「だからぶちこわしてやろーって思いましてね」
ニヤリとアイツは笑った。
つい、何故か分からないけど野性の勘かもしれない。
背中に冷や汗が伝った
「これ。ずっと秘密にしようと思ってたんですけどね」
「う・・・ん・・・」
そんなことを言われるとすごくどきどきしてくる。
今まで子供の声が聞こえてきたのに、今はコイツの声しか聞こえなくなってしまった。
「あんたね」
ドクン
「スカートの時」
ドクン・・・
「パンツ丸見えでィ」
・・・・・・・・・・
「な・・・!」
「バーカ」
ラッキーガールの結末
少女はまた少年と戯れる
おまけ
「お前!そんなこと知らないヨ!」
「当たり前でィ。誰にも言ってないし」
「信じられないヨ!もうスカート履かないネ!」
「え。それはヤダ」
「は!?」
あとがき
なんじゃこりゃ。
うん。最後のネタがやりたかったww(ぇ
それだけなんだよねーww
沖神はなんか小学生的な恋愛だと思うww(ぇ